私は普段自宅では、MacBookPro13インチ2018年モデルを使用しています。
そのMacBookは2018年の夏に購入したものですが1つ不満点があり、使用中にすごく熱を持つことです。
自宅では2枚のディスプレイに外部出力していることもあり、仕方がないかなとも思っていたところもあるのですが、それにしても熱すぎではないかと思いました。
外に持ち出して使用していてもかなりの熱を持ちますね。外部出力が原因ではないのかもしれません。
そもそもLaptopとはまたまたMacBookとはこういうものなのかもしれません。
![]() |
ノートン 360 デラックス セキュリティソフト(最新)|1年3台版|パッケージ版|Win/Mac/iOS/Android対応 新品価格 |

その熱の原因とは関係はないかもしれないが、ふとアクティビティモニタをぼーっと眺めていた時にあることに気づきました。
なにも操作をしていないと、一定間隔でプロセス「SymDaemon」が激しくCPUを使用していました。
SymDaemonがCPU 368.4%を使用しているときのスクリーンショット。

もちろんすぐにググりました。
ノートンから出ている対処法はノートン自体をアンインストールしてまた再インストールしろということ。
https://support.norton.com/sp/ja/jp/home/current/solutions/v117027269
もちろんすぐ試しました。それで治ったらわざわざブログ書きません(笑)
再インストール後、すぐに再発しました。SymDaemon暴れます。これは正常な動きなのでしょうか?
有効な手立てはないかまた調べましたが、これといった情報は得られません。
Twitterで検索してもそれほどワードは引っかからず、他のMacユーザーには同じ現象が起こっていないか、あるいは気にしている人は少ないという印象。
それともMac+Nortonの組み合わせは少ないのでしょうか。仕方なく解決に向け調べてみました。
まずは該当のプロセスをアクティビティモニターから終了させました。しかし、すぐにSymDaemonは復活。効果はありませんでした。
なんとかできないか色々調べているうちに一つのコマンドにたどり着きました。
cpulimitコマンド
このコマンドを使用すれば特定のプロセスのCPU使用率を制限できるという。もしこれでSymDaemonの暴走を防げるのであれば解決できるのではないかと考えました。
早速使ってみようと思いましたが、デフォルトではそのコマンドはインストールされておらず、色々とイントールが必要ということがわかりましたので、その時のインストール〜cpulimitコマンド投入までを記録として残そうと思います。
これは素人が勝手にやっていることなので、決して真似しないでください。真似してPCが壊れても責任は一切負いません。
cpulimitコマンドを使うには、コマンドのインストールが必要となるようですが、そのコマンドのインストールする前にまずは、Xcodeのインストールが必要なようです。
最初にXcodeをインストールします。
xcode-select --install
ポップアップがでるので、「インストール」
使用許諾書を熟読して、「同意する」を押下してインストール。

インストールできたら、バージョンを表示して正しくインストールされているか確認。
xcode-select -v
バージョンが確認できればOK。
xcode-select version xxxx.
次にcpulimitをインストールするためにパッケージマネージャーであるHomebrew をインストールします。
/usr/bin/ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)"
以下のメッセージで一度止まるので、returnキー押下。
Press RETURN to continue or any other key to abort

インストールできたか確認します。
brew help
commnd not foundにならなければOK。
ここまできてやっとcpulimitコマンドをインストールです。
brew install cpulimit
インストール後、cpulimit -hでヘルプ表示されればOK。
それでは早速コマンドを打ってためしてみましょう。
まずは、SymDaemonのプロセスIDを調べます。
$ ps -ef | grep SymDaemon | grep -v grep | awk '{ print $2,$8,$9 }'
243 /Library/Application Support/Symantec/Silo/MES/Daemon/SymDaemon
$
プロセスIDは”243″と返ってきました。
プロセスIDがわかったところで、cpulimitコマンドを打ちます。
コマンドは、-pの後ろにプロセスID、-lの後ろにCPU制限値を指定すれば良いはずです。
今回はCPU50%に制限をかけてみます。
$ cpulimit -p 243 -l 50
Process found but you aren't allowed to control it
$
おっと、怒られてしまいました。
どうもそのままコマンドを実行すると権限が足りていないようです。
sudoコマンドを付けて実行してみます。
$ sudo cpulimit -p 243 -l 50
Password:
Process 243 found
sudoコマンドを使うとパスワードを聞かれるので、ログインパスワードを入力すればOK。
Precess 243 foundとでてコマンドが成功したみたいです。
終了するには、control+Cで終わらせる事ができる。
終了させるとCPU制限は解除されるので、実行中のままターミナルは最小化しておくことになる。
CPU使用率に制限がされているかはアクティビティモニターで見てもよいが、オプション-vをつけると1秒毎?の使用率が表示される。
$ sudo cpulimit -p 243 -l 50 -v
Password:
8 cpu detected
Process 243 found
Priority changed to -10
Members in the process group owned by 243: 1
%CPU work quantum sleep quantum active rate
3.47% 100000 us 0 us 100.00%
1.57% 100000 us 0 us 100.00%
0.73% 100000 us 0 us 100.00%
0.41% 100000 us 0 us 100.00%
0.18% 100000 us 0 us 100.00%
0.33% 100000 us 0 us 100.00%
0.48% 100000 us 0 us 100.00%
0.50% 100000 us 0 us 100.00%
1.26% 100000 us 0 us 100.00%
1.49% 100000 us 0 us 100.00%
次回はmac起動時にこのコマンドを自動で投入することを書いていこうと思います。